fake ~ 愛のカタチ ~
愛に溺れてる
少し寒い部屋で
身にまとう夜を
照らした月明かり
肌と肌を重ねない
ふたりはでもほどけない
哀しみの隙間から
愚かな夢を見る
uh ためらいが
通り過ぎるタイミング
あなたに心云えなくて
からだをねじらせて
ひとりでよがる fakin' love
愛がすれ違い
やがて近づく雨
罪深き朝に
しめった風が吹く
すがりついた優しさに
傷ついても気づかない
曖昧な約束で
未来がゆがんでる
oh ゆるやかに
離れてゆくディスタンス
あなたの影が遠ざかる
からだをとがらせて
ひとりで濡らす makin' love
uh ためらいが
通り過ぎるタイミング
あなたに心云えなくて
からだをねじらせて
ひとりでよがる fakin' love
愛を見失う
そして降りだす雨
No.0203
050319
Live in Japan / Rental Heart Cafe
2007.3.3.発売
『Live in Japan / Rental Heart Cafe』
初版限定ジャケット DSDA-0003
2667円 [税込2800円]
set list
01 Work Rap/02 Lion/03 YOU/04 Cosmetic Girl/
05 jiga/06 さよならいわなくちゃ/07 フレンチ・シネマの憂鬱/
08 君に逢いたくてしようがない/09 つ・き/10 Rain
Rental Heart Cafe
vocal 梅田凡乃(NewJack拓郎)/guitar 木村秀魚/cajon 山本浩史/bass 山口和之
Video Crew
direction,camera,edit 下山天/produce 竹内暢夫
取り扱いサイト
gooショップ/amazon/ドングリソフト(info@dongly.jp)
お問い合わせ
info@dongly.jp
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DVD『Live in Japan/RHC』
発売記念・特別連載対談企画
音楽監督・梅田凡乃vs映画監督・下山天
『れんたるはーと茶屋』無料配信中!
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【試聴サンプル】(mixiより転載)
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おーい
なんだかうれしいよ
そらがフワフワだよ
かぜがポカポカだよ
なんだかやさしいよ
pastel-パステル
vivid-ビビッド
sepia-セピア
monochrome-モノクローム
くりかえす
くりかえす
くりかえす
くりかえす
すこしちがうんだよ
きのうまでとちがうんだよ
そとへでておいでよ
とってもきもちいいんだよ
change-チェンジ
gradation-グラデーション
cycle-サイクル
endless-エンドレス
うつりかわる
うつりかわる
うつりかわる
うつりかわる
おーいはじまるみたいだよ
はやくおいでよ
まるでものがたりだよ
そろそろはじまるみたいだよ
No.0202
050318
はいティッシュ
泣いたらいいよ
今夜はそばにいるから
ずっとそばにいるから
はいティッシュ
5リットルくらい泣いちゃえ
バケツ持ってこようか?
なんつって仮面!
はいティッシュ
ひとりだとさ
泣くのもつまんないだろ
鼻水だらーん!
はいティッシュ
ほら笑うの?泣くの?
どんどん泣きな
元気になるまで泣きな
はいティッシュ
もっとこっちにおいで
なにもしてあげられないから
せめてそばにいるからね
はいティッシュ
No.0201
050317
くつ下の穴
世界中の人の視線を
全身に浴びようとする
“無意識の自意識”
行き場をなくしたプライドが
心の壁で跳ね返る
“意識的な自意識”
競争心や虚栄心や嫉妬心は
善でも悪でもないとつぶやく
“自意識の弁護”
世界中の人の悪口は
僕のことだと確信する
“自意識の被害者”
地面に立って
成層圏を見上げたとき
涙はこぼれなかった
No.0200
050316
表と裏の講釈
坊主‥‥
どうして俺の歯に
銀歯がかぶさってるか
わかるか?
それはな‥‥
あるとき俺が
夢をあきらめたからだよ
わかるか?
しかしな‥‥
負けたわけじゃない
前向きな撤退だった
わかるか?
坊主‥‥
どうして俺の指に
プラチナがはまってるか
わかるか?
だからよ‥‥
ものごとには
表と裏があるってこった
わかるか?
つまりな‥‥
思い通りにならねえんじゃなくて
みんなわざわざ逆行っちまってるんだ
わかるな?
No.0199
050315
キャンディ
「なんだ?そのなんとかデーって?そんなの理由になんな
いでしょ。だからって、直帰してデートなの?おまえ、
仕事そんなんでいいの?」
「なんで俺まで嘘つかなきゃなんないのさ?」
「‥‥いや、何の日かは知ってるけどさ、俺、そういうの
関係ないもん。」
「‥‥だいたいさ、チョコもらってさ、なんでおかえしが
キャンディなわけ?菓子業界の陰謀丸出しじゃない?」
「えっ?いまどきキャンディじゃないの?じゃ、なにあげ
んのよ?」
「ピ~ア~ス~!?ル~ビ~イ~!?おまえわらしべ長者
かよ!?彼女、ウハウハじゃん。」
「言うんだよ!‥‥俺んとこの地元はみんななんだりかん
だりウハウハっていうの!」
「いんだよ、んなこたぁどうでも!それで?プレゼント渡
して?メシおごって?んでどうすんの?」
「へっ?帰っちゃうの?‥‥バカだねぇ‥‥男ってバカだ
ねぇ。餌付けのつもり?それ。ハハハッ。イルカだね、
まるで。でもイルカの方が頭よかったりして‥‥。」
「ご、ごめん言い過ぎた。‥‥怒んなよ。‥‥まぁチョコ
はもらってんだもんな。気持ちだよな。そうだよな。」
「じゃぁ、チーフに言い訳しとけばいいのね。わぁった。
適当に言っといてやるよ‥‥。」
「じゃぁな‥‥。楽しんでこいよ‥‥。」
「あっ、そうだ!なあ!ちょっ!もしもーし!‥‥。あの
‥‥ちょっと聞いていい?」
「‥‥ちなみにさ。‥‥ちなみにね。キャンディが、あり
えないってことじゃぁないよね?」
050314
魔女狩り
心が軋んでいる
悪意の評決に狼狽え
泣き腫らした瞼が
糊みたいに眼球に貼りつく
魔女になりたい
痛みを感じないために
魔女になりたい
苦しみを放つために
檻のない牢に捕われ
強制される挫折感
無実を裁くつもりなら
電気椅子で殺してほしい
No.0197
050313
僕ではない僕
リビングに転がっている
僕だけど僕ではない僕
生まれたことを悔やみながら
命にはしがみついている矛盾
さっきから正視できずにいる
下品な模様をした心のひだ
やがて襲ってくるはずの
深い自己嫌悪に身構えて
僕は僕でないふりをして
じっと動かずに転がっている
No.0196
050312