生きるために不必要で大切なもの[Rental Heart Cafe self-cover] -23ページ目

理由

041002

存在の理由など

どうでもいい

カタチはそこに

あるのだから



カタチの理由など

どうでもいい

輝きはその内面に

あるのだから



あなたが

存在していて

あなたの

カタチをしていて



愛する心に

理由などいらない

僕はあなたに

出逢ってしまったのだから



No.0034
041002

不完全な生き物

041001

ぼくはきのう
嘘をついた?

ぼくはどんな
嘘をついた?

大きな嘘
小さな嘘



ぼくは他人を
だましたの?

ぼくは自分を
ごまかしたの?

楽しい嘘
悲しい嘘



ぼくは誰かを
傷つけた?

ぼくは誰かを
幸せにした?

汚い嘘
美しい嘘



僕は平気で
嘘をつく

なのに真実を
知りたがる

僕は生き物として
不完全なんだ



No.0033
041001

風の便り

040930

台風が通り過ぎた朝

それはそれは遠くまで

碧い空気が透き通った


あの人を想った

彼方のあの町さえも

見渡せそうで


白い雲が

大忙しに

走ってゆく


この声を届けて

この風に乗せて

あの雲を追い越して


あの人の心へ

風の速さで

届けてください



No.0032
040930

漂白日和

040929

今日は心がだるい

寝ぐせでボロボロの顔


鏡でわざわざ

見たくないよ



今日は心がねむい

電話には出たくない


着信番号を

確かめるまでもなく



今日は心がショボい

散らかったテーブル


長い吸いがらを選んで

灰をはらう



今日は心がぬるい

退屈を数える


カウンターは

テレビのリモコン



色んなことに

逆らわない


逆らわないというか

逆らえない



今日は心を

漂白するので


勝手ながら

お休みの日



No.0031
040929

コスメティック・ガール

040928

凹ましてたボディ
大人は嘘つきな猿
相手にしてほしくて
背伸びしてみたくて

泣きたくなった one day

わがままばっか
強がりな my heart
なんにもない未来が
机にころがってる

降りだした低い空を
フワフワに乾かしてね

きれいになるの
約束したでしょ
あなたを失うときに

出かけるのよ
悲しくなるほど心を解き放つ
ルーズな時が流れる
new world


ずるさをやめて
子供に戻れるなら
愛することの意味は
少しわかったみたい

憂鬱です monday

いいわけばっか
逃げ出した my heart
なんにもない日々が
ベッドにころがってる


きれいになるの
約束したでしょ
あなたを失うときに

夢を見たの
あなたを愛した記憶が
なくならないの

大好きなの
あきらめないこと
あなたが教えてくれた

出かけるのよ
苦しくなるほど愛しいあなたに
きっときっと出逢えるはずだから
new world



No.0030
040928

mp3
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猿の順番

040927

ぼくらは
“本能”を手に入れた


ぼくらは
“感情”を手に入れた


ぼくらは
“表情”を手に入れた


ぼくらは
“言葉”を手に入れた


ぼくらは
“ 嘘 ”に手を染めた


そしてぼくは
“大切な人”を失った



No.0029
040927

熱帯魚

040926

ずっと
間違っていたらしい


それは
ガラス越しに
愛しているような

ぼくは
表面的で
エゴイストで

例えば
熱帯魚を
飼育するように


時折
苛立つ


いつも
言葉が
つたわらなくて

そして
思い通りに
ならなくて

やがて
溺れそうに
なっているあなた


時折
優しい


あなたとの
“関係のカタチ”に
執着していた

あなたを
外側から
見張っていたかった

きっと
ぼくの間違いを
あなたは知っていたんだね


呆然と
そして気づいたんだ


それは
ガラス越しに
愛しているような

ぼくは
表面的で
エゴイストで

例えば
熱帯魚を
飼育するように


水槽に
指輪が沈んでいた



No.0028
040926

連鎖

040925

哀しみは

未来に連鎖する


喜びは

安らぎに連鎖する


怒りは

怒りに連鎖する



No.0027
040925

不完全な周波

040924

来る日も

来る日も

生命を

吐き出す


来る日も

来る日も

感情を

貯蓄する


来る日も

来る日も

脳味噌を

切り売りする


どうやら

僕は

そういうふうに

できている



No.0026
040924

Work Rap

040923

あの高い丘の上から見ていた
希望の橋
Neo香港シティ
シュールに揺れるダウンタウン‥‥

ある日僕は
生まれた故郷の
ヴィレッジ後にして
ステップ踏んで改札抜けたんだぜ

EastもWestもわからない
だから地図を買ったんだ5万分の1
だけど
現在地すらもわからない

まずはねぐらをさがさなくちゃ
アパート・マンション・下宿・コーポ
とんでもない なんでこんなに高いの?
三畳一間も借りられないでしょ


何かの本で読んだ気がする
ハングリースピリット忘れちゃいけない
だけど限度ってもんがあるだろ
何にもない方がまだましね

とにかくうだうだ言ってないで
仕事を探しな 落ち込んでないで
住み込み2食ついて重労働
うってつけがあるじゃないの

やりたいことは山ほどあるけど
一生懸命生きなくちゃ
それにチャラチャラしたってしようがない
イメージを躍らせるしかない

いつかランチャラリーの助手席に
とびきりの金髪を眠らせて
キーを渡してやさしく言うのさ
「これ飽きたから君に差し上げます」


せっかくこんな晴れた日に
仕事なんかやっていちゃダメね
たまには休日をとって
公園の緑でも眺めなさい

考えてみた この何ヶ月か
働きずくめだぜ heavy days
そろそろここらで次の計画だぜ
さぁステップ踏み出すのさ

あそこでサックス吹いてるやつが
どうも気にかかってしようがない
瞳がギラギラしてるから
何かやりそうな目をしてる

俺と一緒に組まないか
俺と一緒に組まないか
あんたなにがやりたいか知らないが
俺を信じてくれないか



No.0025
040923

mp3
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