生きるために不必要で大切なもの[Rental Heart Cafe self-cover] -3ページ目
永遠を感じた夏
つぶれた絵の具を
しぼりだしてこすりつけた
文字にならない叫び
ばかでかい入道雲
光化学スモッグ
サイレンより
やかましい蝉の声
プールのにおい
ラムネみたいな錠剤
ザラザラのコンクリートに
25秒間描かれていた足跡
やがて太陽は垂直に
紫外線をまきちらす
僕らは土ぼこりの
煙幕をまきちらす
キュッと鳴らした
水道から
鉄の水が
噴き出した
風と時が止まった
コマ送りの永遠
僕らはずっと
小さな虹をながめていた
090721
矛盾する自然体
イライラする海綿体
媚びたり威張ったり
僕はつまりおそれている
エラーだらけなのは
脳みその解像度の問題
ゆうべの会話でも
正解の逆を行く選択
安売りするな
高飛車になるな
僕の他人は
僕ほど僕を好きじゃない
思い上がりはほどほどにして
舞台の上で勝負するんだ
僕は僕に質問をした
「あなたはその他大勢ですか?」
No.0223
050408
訳もなく激怒した
訳もなく頭に来たから
本当は訳があった
誰にもいえなかった
もうどうでもよかった
僕は悲しかった
No.0222
050407
怠け病
愚か病
レッテルを貼られて
なんだか心が楽になった
病巣は消滅したわけではなく
むしろ進行したのかもしれない
でも痛みを感じないのだから
しばらくは向き合わないで済む
わかってもらえないよね
自分でさえわからないのだから
眠い
眠りたい
いったいいつまで
今なんだろう
No.0221
050406