自己嫌悪 | 生きるために不必要で大切なもの[Rental Heart Cafe self-cover]
自分の言葉が誰かを守るなら
きっとすごく嬉しい
偽善だったとしても
きっと気持ちがいい
たいてい自分の言葉は
自分を守るのに懸命で
その裏側では
知らずに誰かを傷つけている
自己嫌悪と
自己弁護を
繰り返しながら
逃げ道を捜すのがやりくち
誰かの道標になれるわけがなく
なのに自分を過信する
夢中で自分を伝えはじめ
伝え終わると作りはじめる
求められるものの重さと
与えられるものの重さの
バランスに狂いが生じている
自分の内側でも外側でも
誰かを傷つけた反動に守られ
自分の理想を誰かに押しつけ
そんなことで得た安心は幻でしかなく
当然のように憂鬱な朝を迎える
No.0004
040903